タイトルのような質問が、ある熱心な生徒さんから寄せられました。
ゴルフのプレー中に調子が悪くなったとき、あなたはどんな対処をしていますか!?
「調子よくプレーしていたのにダブルボギーが止まらなくなった」
「パーを取った次のホールでOBが出てしまう」
「苦手なホールに来ると力んでしまう」等など…
こんな突然の不調はスイングが変わったからではありません!!!!
緊張でスイングに力みが生じたり、安全にプレーしようとして力を抜きすぎたり、急にスコアの事を考えたりすることも。
つまり、いつも通りに出来ないのが主な原因です。
特にタイミングが狂ってしまうことが問題なのです。
では、何故プロゴルファーは大きくスコアを崩さないのか?
それは、長年の経験から自分なりの「対処方法」を知っているからです。
皆さんもその秘訣を知りたいですよね!?
しかし残念ながら、それを教えることはできません。
勿体ぶっているわけではないですよ!実は、これといった秘訣などないのです。
突然の不調の対処方法は人それぞれで、決まったものはありません。
自分に合った方法を自分で見つけて上手に気持ちを切り替えているのです。
実際にプロゴルファーがどんなことを考え、実践し、いつものプレーに戻しているのか、いくつかの例を見てみましょう。
・水を飲む
・遠くを眺める
・深呼吸をする
これらは定番中の定番です。皆さんも知っている有名なトーナメントプロは、ショット毎に飲み物を渡すようにキャディーさんにお願いしています。
皆さんも、ショット毎に水を飲む事は出来なくても、遠くを眺めたり、深呼吸したりすることはすぐに実践できますね!
・仕方ないと諦める
・笑う
これはプレーに余裕のできた上級者向けですね。
ミスショットを大笑いできるぐらいの余裕があるゴルファーを目指しましょう。
・10秒ルールを行う
・第三者になって自分を解説する
この2つは少し専門的な方法です。
「10秒ルール」は1つの例で、他に「5歩ルール」「素振りルール」などもあり、要は自分で何かルールを決めるという方法です。
『その場で怒りを発散し、怒った後はその出来事を過去のものとして、そこに置いてくる』ということがポイントです。
「自分を解説する」というのは、怒っている自分を客観的に観察して次のプレーに生かす方法ですが、ビジネスの世界でも取り入れられてるメンタルテクニックなのでご存知の方もいるかもしれませんね。
空中から自分を眺めながら第三者目線で客観的に考えるテクニックは、ゴルフのプレーにも十分に応用できます。
誰でも失敗はしますし、その失敗を無かったことにはできませんが、その気持ちを引きずったまま2つ目のミスを犯すのは避けたいものです。
悪いショットをした後はもちろん、いいショットが続いて浮足立っている時にも注意が必要。次のショットに気持ちを切り替えて、一打一打に集中する事が良いプレーにつながるのです。
テレビ中継を見ていると、プロゴルファーがショットを打つたびに手袋を付けたり外したりするのは、毎回新しい気持ちでショットに望みたいからかもしれませんね!
本人は意識しているかは分かりませんが、これも気持ちを切り替える有効な手段です。
どんな方法でもいいので、自分なりのリラックスの仕方、気持ちの切り替え方を見つけることが、突然の不調から脱出する方法です。
皆さんも自分に合った方法でナイスプレーを目指してください!
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