朝イチのティーショットは誰でも緊張しますよね。おまけにオナー(最初に打つ人)になったら緊張はマックス!
「さぁ、スタートしよう!」と思ったらグローブをしてなかった、ティーやボールがポケットから出てこない、ドライバーのカバーを外してなかった…などなど、自分の番なのに慌ててしまった事はありませんか?
ショットを打つ前の準備はマナーのひとつです。自分の番が来たらすぐにティーアップして打てるように早めに準備しておきましょう。
ところで皆さんは、ティーイングエリアについてご存じですか?
ティーマークから後方にクラブ2本分がティーアップできる範囲=ティーイングエリアです。実際に測ってみると意外に広い範囲であることに驚くでしょう。
いつもギリギリでティーアップしているあなたは、このエリア内で打ちやすい場所を見つけることでナイスショットの確立を高めることができますよ!
さて、ここで問題です。
次のような状況になったときのルールについてご存じですか?
【Q1】素振りしていたらボールがティーから落ちた
【Q2】思いっきり空振りした
【Q3】ティーマークより前でティーショットしてしまった
【Q4】打つ順番を間違えた
【Q5】練習用クラブを入れたまま15本でスタートしてしまった
答え合わせの前に、ティーイングエリアでのマナーをもう少し紹介します。
・ ショットする人の視界に入らないように気を付けましょう。
・ 打つ人がアドレスに入ったら音を立てずに静かに見守りましょう。
・ 自分のボールだけでなく、同伴プレーヤーのボールもよく見ておきましょう。
気持ちよくプレーを楽しむためにも基本的なルールとマナーは覚えておきたいですね!
***答え合わせ***
【Q1】素振りしていたらボールがティーから落ちた
ペナルティーはありませんので、再度ティーアップしてショットすればOK!
構えた時にボールに触れて落ちてしまった時も、罰なしで再度ティーアップできます。
【Q2】思いっきり空振りした
空振りは1打にカウントします。もし風圧などでボールが落ちてしまっても、ボールがティーイングエリアにあれば再度ティーアップすることもできます。
(ゴルフ規則オフィシャルガイド2019 規則6.2b(6)より)
【Q3】ティーマークより前でティーショットしてしまった
2打罰で打ち直しです。打ち直しは3打目としてカウントします。ティーマークより前にティーアップすることを一般的に「デベソ」と言います。同伴競技者が間違った場所にティーアップしていたら、すぐに教えてあげましょう!これはアドバイスにはなりません。
(ゴルフ規則オフィシャルガイド2019 規則6.1b(2)より)
【Q4】打つ順番を間違えた
ペナルティはありませんがマナーとして失礼になります。しかし、本来打つ順番の方が準備ができていない場合、プレーの進行を考え先に打つのは問題ありません。そんな時は一言声を掛けてから打つようにしましょう。また、自分の準備ができていないときには先に打ってもらいましょう。状況を考えて臨機応変に対応したいですね。
【Q5】練習用クラブを入れたまま15本でスタートしてしまった
プライベートのラウンドでは問題なくても、競技となると2打罰が付きます。ルール上、持ち歩けるクラブは14本以下です。また、練習器具を持ち歩くことは問題ありませんが、ラウンド中に使ってしまうとペナルティーの対象に!
誤解を避けるためにもプライベートなゴルフ以外では持ち歩かない方が無難です。
プレー以外でのペナルティはとっても残念!スタート前にも確認することをおすすめします。
今回はティーイングエリアでのルールとマナーを紹介しました。
次回はコース内でのルールとマナーについてお話しますのでお楽しみに!