教え上手と教わり上手

人に物事を伝える仕事をしていると、どのように伝えたら良いかということを常に考えています。 4月から友人のプロが経営しているスクールで週に1度お手伝いをする事にしましたが、その理由は他のプロ達がどんな伝え方やコミュニケーションの取り方をしているか勉強するためです。

もちろんゴルフ以外のコーチから情報を得ることもあります。 私が【人に伝える】という事がどれだけ重要かということに気が付いたのは、オーストラリアで指導員の資格を取り帰国する飛行機の中でした。 偶然、隣の席に座ったのがニュージーランドのラグビーチーム『オールブラックス』のコーチで、日本の6大学のラグビーコーチにコーチングについて指導しに行くとのことでした。 こんなチャンスは滅多にないと思い「どんな事に気を付けて指導していますか」と質問すると、当時の私にとっては思いもよらない答えが返ってきたのです。 『話をする時は、太陽に向かって話すようにしている。』 皆さんおわかりでしょうか!? 当時の私は意味が分からず詳しく教えて欲しいとお願いしました。 『選手にするアドバイスはどんなコーチでも大差はない。しかし、伝え方で差が出る。 コーチが太陽を背にすると、選手は太陽を見ながら話を聞くことになり眩しい。つまり話をしている人から目を逸らすことが多くなるので伝わりにくい。私が眩しいのを我慢すれば、選手は私の目を見て話を聞いてくれるだろう。』




それ以前には、「教える」ということは「正しい知識を伝える」ことだと思っていましたが、プロであればそれは当然のこと。

教え方について考えるようになったのは彼のおかげです。


また、教え上手な人がいるように「教わり上手」な人もいます。

レッスンをする側から見た「教わり上手」な人とはどんな人でしょうか!? 私がこれまでレッスンを行ってきた中で上達が早いと感じるのは下記のような方々です。

・改善するポイントが明確な人 ・自分の感覚を捨てられる人 ・やってみた感じを伝えられる人 ・同じ事を繰り返し練習できる人


特に、やってみた感じを素直に伝えてくれる人は私も次のアドバイスを伝えやすくなり、レッスンの効率が良くなります。

スイングの修正とは今までとは違ったボールの打ち方を試すという事で、大きな違和感を感じます。

違和感がないということは今までと変わっていないということなので、一生懸命練習に取り組めば必ずどこかで疑問や違和感が生まれるはずです。

そんな時は「上手く打てない」「ここがわからない」「これでいいのか自信がない」などなど、素直な感想を伝えていただいた方がより良いアドバイスをすることができます。


プラトーを共有し、明確な道を示すのが私の役目であり、そこにはコミュニケーションが欠かせないと考えます。

そんな関係を築けることが最も早く上達する方法です。


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